ときわ台は、東武東上線で都心方面へ移動しやすく、駅北口側には計画的につくられた住宅地、南口側には飲食店や商店が集まる通りがある街です。「板橋の田園調布」と呼ばれることもありますが、その印象だけで街全体をひと括りにはできません。歴史を残す住宅街と、気軽に立ち寄れる店が身近な駅前。それぞれの表情を知ると、ときわ台での暮らしがより具体的に見えてきます。
ときわ台駅と交通
ときわ台駅は東武東上線の駅で、所在地は板橋区常盤台1丁目です。東武鉄道の公表によると、2025年度の1日平均乗降人員は44,615人。駅周辺で住まいを探す際は、電車の本数や乗換えだけでなく、朝の利用時間帯に実際に乗って確かめると生活のイメージが具体的になります。
駅から物件までの徒歩分数も、信号、坂道、踏切、夜間の明るさで体感が変わります。図面上の分数だけでなく、自分の通勤時間帯に歩いてみましょう。
駅と一緒に育った、常盤台住宅地の歴史
ときわ台の街並みを理解するうえで外せないのが、昭和初期に始まった常盤台住宅地の開発です。東武鉄道は1936年、沿線で初めての住宅地開発として「常盤台住宅地」の分譲を開始しました。現在のときわ台駅もこの住宅地のためにつくられ、駅と住まいを一体で計画する発想から街が形づくられています。
当時の東京は市街地が郊外へ広がり始めた時代でした。単に区画を細かく分けるのではなく、駅を中心に道路、緑地、散歩道を組み合わせ、ゆとりある住宅地をつくろうとした点が常盤台の特徴です。その骨格の一部は、現在の道路や街区にも残っています。
なぜ「板橋の田園調布」と呼ばれるのか
「板橋の田園調布」は公的な地域名ではなく、計画的で緑のある住宅街を表す通称です。主に指しているのは、駅北口側の常盤台一・二丁目。駅前から放射状に延びる道路、円形の街路、袋小路、プロムナードなど、一般的な碁盤目状の街とは異なる都市設計が見られます。
こうした景観は、古い家が残っているというだけではありません。板橋区では常盤台一・二丁目を対象に、地域住民による「ときわ台しゃれ街協議会」が活動し、緑や街並み、安心して歩ける環境を次の世代へつなぐための景観ガイドラインを定めています。建替えや土地利用が進むなかでも、地域らしさを守ろうとする仕組みがある街です。
なお、通称のイメージがそのまま駅周辺全域に当てはまるわけではありません。住宅地の中でも建物の種類や道路幅は異なり、駅の南側へ出れば街の表情はまた変わります。
北口と南口、同じ駅でも違う空気
北口側は、常盤台一・二丁目の計画住宅地を中心に、低層の戸建てや街路樹がつくる落ち着いた景観が印象的です。駅から少し歩くと、商業地から住宅地へ切り替わっていく様子が分かります。静けさや街並みを重視する方は、北口側を歩くと、ときわ台が「住宅地の街」といわれる理由を感じやすいでしょう。
一方、南口側は南常盤台へ続き、駅の近くに飲食店や商店が集まっています。居酒屋、寿司、そば・うどん、焼肉、バーなど、仕事帰りや休日に立ち寄れる選択肢があり、住宅地中心の北口とは違う、生活の近くに「食べる・飲む」がある雰囲気です。地域の商店会が食べ歩き・飲み歩きの「常盤台バル」を開催していることからも、南口周辺の飲食文化がうかがえます。
計画住宅地の街路や緑、低層住宅の落ち着きを感じやすい。
駅前の飲食店や商店を日常使いしやすく、夜も人の動きがある。
駅からの距離だけでなく、一本ごとの通りと時間帯で比べる。
飲食店が近いことは便利さになる一方、店の営業時間、におい、夜間の明るさや話し声が気になる方もいます。南口側で住まいを探すときは、昼だけでなく夕方から夜にも候補地を歩いてみると安心です。
駅周辺の暮らしは「日常の動線」で見る
住まい選びでは、大きな商業施設の有無だけでなく、毎日の買い物、通院、保育・通学、外食やテイクアウトなど、自分が繰り返す動線が大切です。
駅から自宅までに、日常使いする店やサービスがあるか。
公園、散歩、外食、まとめ買いなどを無理なく行えるか。
学校、保育施設、医療機関への道と所要時間を確認できるか。
店舗や営業時間は変わることがあります。気になる物件が見つかったら、現在の営業状況を地図や現地で確認してください。
中古マンションも戸建ても、住所と通りで見る
ときわ台の中古マンションや中古戸建てを探すときは、「駅徒歩何分」だけでは街の性格が分かりません。北口側の低層住宅地、南口側の駅前、幹線道路沿いでは、建物の種類、音、人通り、日当たりの感じ方が変わります。駅に近い便利さを優先するのか、少し歩いて静けさや広さを求めるのかを整理すると、候補を比較しやすくなります。
- マンション:管理状態、修繕計画、共用部、階数と向き
- 戸建て:接道、隣地との距離、建物状態、将来の修繕
- 土地:用途地域、建ぺい率・容積率、接道、周辺建物の影響
物件価格だけでなく、購入後に必要な管理費、修繕積立金、固定資産税、修繕費も含めて資金計画を考えます。
内見では建物の外も確認する
室内の印象に加えて、共用部や前面道路、隣接地、ゴミ置場、駐輪場なども見ておきます。昼に静かでも、通勤時間帯や夜は雰囲気が違う場合があります。
防災情報は住所単位で確認する
災害リスクは同じ駅周辺でも場所によって異なります。板橋区は洪水、土砂災害、防災情報の各マップを公開しています。物件ごとの所在地をもとに、想定される浸水、避難場所、避難経路を確認しましょう。
ハザード情報があることだけで判断するのではなく、建物の構造や階数、避難計画、保険も含めて総合的に検討します。
ときわ台が合う人、比較したい人
ときわ台は、東武東上線を利用し、駅周辺の利便性と住宅街の落ち着きを両立したい方に検討しやすいエリアです。北口側の街並みに惹かれる方もいれば、南口側で外食や買い物を身近に楽しみたい方もいます。一方で、勤務先への乗換え、深夜帯の移動、希望する商業施設、予算によっては、近隣駅や別路線も含めて比べると納得感が高まります。
アジアスケープが運営するハウスドゥ ときわ台駅南口は、駅南口から徒歩1分です。店舗サイトで物件を検索できるほか、掲載のない物件や板橋区外の物件も購入相談からお問い合わせいただけます。
FAQ
よくあるご質問
「板橋の田園調布」と呼ばれるのは、駅のどちら側ですか?
一般にこの呼び名で語られるのは、駅北口側の常盤台一・二丁目を中心とした計画住宅地です。ときわ台駅周辺のすべてが同じ街並みというわけではなく、南口側や幹線道路沿いでは雰囲気が異なります。
北口と南口では、住み心地に違いがありますか?
北口側には計画的に整えられた低層住宅地が広がり、南口側には商店や飲食店が集まる通りがあります。ただし、駅から数分歩くだけでも環境は変わります。便利さ、夜の明るさ、音、人通りなど、希望する暮らしに合わせて住所単位で比べることが大切です。
店舗サイトに出ていない物件も探せますか?
はい。ハウスドゥ店舗サイトの掲載物件に限らず、ご希望に合う物件をお探しします。まずは条件と希望時期をお知らせください。
街の雰囲気を確かめるには、いつ見に行くのがおすすめですか?
平日と休日、昼と夜で人通りや音、買い物のしやすさが変わることがあります。購入候補が絞れたら、時間帯を変えて駅から現地まで歩くのがおすすめです。